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2008.1.23に設置しました。
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最近、黒子のバスケにはまっていたりする・・・

諦観してそうでしてない主人公、冷めてそうで誰より熱い黒子が好き。

といいますか

光と影って何ですか!
そのスポーツ漫画にあるまじきおいしい設定は!
私を萌死にさせるきですか!藤巻先生!!
そんなあなたがナイス☆

火神んと黒子はどうみても夫婦にしか見えんですよね?
いやさわやかスポーツ漫画をよこしまな目で見てはいかんと、思いつつ
いや完璧だろう!
と拳を握ってしまうのは何故

けど今はどっちかと言うと、帝光時代のキャプテンが気になる模様
どんなんだろーとQ18のたった一言から、色々思いをめぐらせて見る。

完璧な捏造を出てくる前にちょっとだけしてみたい気になったので、ちょこっと

メモ書き程度なので、すぐ消すかも
気になる人は「つづきはこちら」からどぞ。


試合終了の声が鳴り響く

湧き上がる歓声

中学最後の試合が終わった

そしてその瞬間
リングの下にに立つ彼が発したそれを聞いた

「           」


もう駄目だと、思った


++BYE++


鬨の声を上げ、キャプテンの下に集う集団から少し外れたところに立つ『六人目』を見つけた俺は、特に意味もなくその傍に近づいた。
「何を見てる」
「彼らを、見てました」
その視線の先には、試合に敗れ、泣き崩れる相手チームの姿がある
「何度も見た光景だろう」
珍しいものでもないと思った
「泣いてるな」
「そうですね」
端的に説明してみても、
「黒子」
「何ですか?」
「お前は、どう思った?」
別にそんなに興味があったわけじゃない
ただふと思っただけだった
「〇〇くん」
突然名前を呼ばれて、何故か内心ギクッとする
「……何だ?」
「僕は、ここを出て行きます」
静か過ぎる声だった

思いもしなかったと言えば嘘になる
きっと誰もが予想もしていなかっただろう
そんな中で、自分だけはきっと気づいていた
黒子から時折感じる、静かな空虚さに
けれど突然発された言葉に、返せるものが見当たらないのも事実だ

「あいつと、別の学校に行くつもりか?」
やっと返せたのは陳腐な言葉でしかなくて
自分には黒子の考えていることなど、結局はわからない
彼とは、言ってしまえば立ち位置が違うのだから
そんな自分でもわかることはただ一つ
黒子の刺す「ここ」が

帝光中学ではなく
彼の元だということだけ

「もう戻りません」
コートの片隅でぼうっと立ち尽くす姿は、この試合の立役者の一人とはとても思えなかった

「テ――ツッッ!!」
彼が呼ぶ声が聞こえる
もう黒子にとって耳慣れているだろうその声で
永遠に共にあると思われたその半身が
光の満ちたその場所から、いつものように彼が呼ぶ
そして黒子もまた、いつものようにそちらに目を向け、微かに口元を緩めて呆れながらも小さく手を上げる
駆け寄っていくその瞬間
されど念を押すように、彼はそれを吐き捨てていった


「絶対に」

それを聞いた瞬間
ああ、あいつと黒子はもう本当に駄目なのだと、わかってしまった


だから俺は引き止めない
誰にもそのことを告げず、すぐに引退の日を迎え、そして日常へと戻っていった

黒子はけれど見事なもので、あれ以降も己の光に対する態度を何一つ変えなかった
影が離れていこうとしていることを、いやむしろ既に離れていることを光にも周りにも、何一つ気づかせることなく、いつも通り寄り沿い、笑い、先行きに何の不安も抱かせなかった

志望校を尋ねられれば、簡単に嘘を付いていた
顔色一つ変えることなく

そういう空々しいことを黒子は、時に平気でやる
あげく黄瀬まで巻き込まれ、また違う嘘に騙されていた
完璧なるとばっちりだ
あいつは高校に入ってまず初めに、悲嘆にくれることになるのだろう
まぁ、それはこの際どうでもいい
それより、光はいつこの事実を知るのだろう

変わらない関係が、俺は残酷だと思った

光と影

近すぎず、遠すぎず

けれど
光は気づいていただろうか
光が輝けば輝くほど、その影の闇が深く暗くなっていくその事実を
気づいていなかったとは思えない
ならば全てを知っていて、見えていて、それでいて笑いかけ続けていたのだろうか

だとしたら、より残酷なのはどちらだろうか

そしてあいつらの関係は終わりを告げた


********


「バスケが嫌いです」

気づきたくなかった
気づかせないでほしかった

けれど、結局止めを刺すのはいつもいつも

貴方なんだ

相手のチームのキャプテンは、コートで泣き崩れていた
そんな姿は、この帝光にいれば試合の度に見る、見慣れた光景
幾人もが、そうして崩れ去っていく姿を見過ごしてきた

試合終了後すぐ話しかけてきたチームメイトの言葉は正確には正しくない
僕が見て聞いていたのは、二人
泣いていた彼とその隣


崩れ落ちる選手と、その肩に手をかけるもう一人の選手、そしてその言葉

「            」

それだって、きっと何度も聞いてきた言葉のはずだった
それなのに、今回やけに、目に耳について離れないのは


「         」

貴方の声が消えない



「本当に、僕が必要でしたか」

ついに聞くことはなかった



そして僕は今日、帝光を去る


あのときの言葉を唯一知る彼が、最後の日に校門の前で待ち伏せしてたった一言だけ僕に尋ねた

「バスケ、止めんのか」

「わかりません」

新しいスタートは、まだ見えない
けれど、コートの中で、もう一度彼と合間見えるのは悪くないかもしれない
敵として正面に立ちふさがったとき、彼は何を思うだろうか
それを思うと自分の中の澱んだものが、クツクツと音を立てて笑うのを感じた


けれど今はただ

さようなら



そして春、僕は新しい光と出会う


end.



キセキ時代の終わり。キャプテンと黒子が幼馴染設定。これだとあんまりわかりませんが。
ずっと二人でバスケをして来て、そしてキャプテンはどんどん才能を開花させていって、黒子は追いつきたかったけれど、才能もポテンシャルでも適わなくて、けど初めて彼をうまくアシストできたとき、キャプが笑ってハイタッチしてくれて。それ以来、それを自分のスタイルとして、彼の影として支えてきたけども…
まぁ歯車が狂ってしまったと。んで、途中語ってたのは、キセキの一人。まだ出てない誰か(適当)
一応、黒子と親友設定で。キャプみたいなんじゃなくて、中学入ってからの付き合いで、黒子のことは特別何も思ってなくて、パスの能力は買ってるけど、濃いキセキメンバーにあってお互い性格があっさりしているので話しやすいから、他よりは距離がちょっと近いよ、くらいな関係。
キャプはちなみに意地悪で、黒子は自分の所有物な感じで、寛大なふりをしている王様タイプかなぁ。
うわ、こいつも心狭いタイプだ。ってかキャプ出てねえ。


というお試しを書いてみました。
まぁ今は坊サヴァをちょい書いてます。
合間、暇だったらまた書くかも
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